原稿

原稿

「マトリックスの真実」「おカネの真実」「空前絶後の社会運動」「志の世界」「大震災の前線」「右傾化選挙の中で」
世の中の根本的な仕組み、神とは、支配とは、おカネとは、社会とは、人間とは、・・・根源から、そして、前線から、書きました。
読んで面白いと思った方は、どんどん転送やコピー配布をして頂ければ幸いです。


2011/06/28

米本位通貨・・・・



  ヒロシです。

 25日、東北道で、鹿と激突しました。鹿は即死、車は大破です。

 27日、土砂降りの中、田んぼで草取りをしていました。レインウェアのポケットに入れてた携帯電話、水浸しになって、データと一緒に、さようなら・・・。

 師匠からは、
「どうせ、お前んとこ、生えてんのはヒエぐらいだろ。こっちきて、草取り手伝え!!」とエゴイステックな電話が来ますが、そうでもない状況になってきました。写真、見てください。
 これから、三週間ほどで雑草と稲の勝負がつきます。ヒロシ、頑張ります・・・。
 
 地震が起きて、ぐちゃぐちゃになってしまいましたが、どうやら、三陸プロジェクトは、無事に、離陸しそうです。ここで、タオイズムの「成功即引退」は、適用したいと思います。
でも、そもそもヒロシのことしのミッションは、無肥料無農薬で米作って、それを担保に通過を発行することです。

 次、いつ大きな地震が来るかは分かりませんが、もうすぐ、財政破綻することは、既定路線です。搾取のため、破綻は意図的に行われます。

本当は、政府紙幣発行して、食料とネネルギーの自給率を100%にすればいいんだけど、どうせあの人達やるはずないから、ヒロシは、いま、泥にまみれて草取りしてます。
 
 肥料も農薬も使わずにつくる師匠の米は、とっても高価ですが、私は、誰でも買えて、誰でも参加できるシステムをつくりたいと思って、アウトラインを設計しました。昔の師匠が言ってました。「社会化できなきゃ、意味がない。」

 とりあえず、一か月半、田んぼの草取りをやったら、食べものと寝るところは確保される。そして、暖かく迎えてくれる仲間がいる。

 そういうコミュニティとシステムをヒロシはつくりたいのです。

 「どうせ、すぐに草だらけになって、3俵しかとれない」なんて、さんざ脅されましたが、どうやら、初めての米づくり、大失敗はなさそうです。

 でも、システムのディテイルつくるのが、次の課題です。

誰か、手伝ってください。

ヒロシです。ヒロシです。ヒロシです。

ヘルプ・ミー!!!







2011/06/26

事故との遭遇・・・


 銀座の高知県のアンテナショップの前でやらせてもらったキャンペーン、ボンランティアさんが三人来てくれて、会員さんも応援に駆け付けてくれ、缶詰もどんどん売れて盛り上がりました。長かった「ガイアの夜明け」の撮影が終わった後、私が送り先間違えた鮮魚を配送センターでピックアップして、会員さんの自宅に届け、草取り再開のために、いざ、東北道にのりました。

 順調に、ドライブしていましたが・・・・、

 東北道、福島の須賀川を走っていると、突如、目の前を鹿が横切り、車にぶつかりました。鈍い音がして、そのまま、車のフロントから煙が・・・・。

慌てて車をとめると、フロント部分が大破。

損保のコールセンターに電話して、警察が来て・・・。

外は、小雨で、もちろん、真っ暗。

警察は、この辺りで、車が鹿をひくなんてこと、聴いたことがなくて、私のいうこと、信じてませんでした。でも、車の200メートルほど後方、路肩で、本当に鹿が死んでいた。

大破した赤いストリーム、多摩ナンバーで、間もなく走行距離20万キロに到達しようとしていました。我が家のこの10年の怒涛の歴史を背負った車です・・・・。

 待てど暮らせど、レッカー車が来なくって警察が怒り出す。そして、やっと来ても、事故車をもってく整備工場がどこか分からない。私が、フォローして、何とか整備工場にたどり着いて、車置いて、ようやく、郡山のホテルにチェックインしました。

 この出来事から、何を読み取ればいいんでしょうか・・・・。

 私は、鹿が車にぶち当たった瞬間から、妙に冷静です。

 可哀そうな鹿、可哀そうな愛車。

 でもね、起こったことには、何にも意味がない。

2011/06/23

パンドラの箱


魚の放射線量の測定については、ディレクターさんの前でも、かなり喧々諤々やりました。

「私は、99.9%出ないと思いますが、もし、測定して出ないことが分かったら、木村さん、英雄ですよ。」
「いや、俺は、ソフトバンクだよ。」
「・・・・・・・・」

何はともあれ、やることとなって、社団の購入品第一号は、高性能な放射線測定機となりました。

それでも、木村さん、あまり気乗りのしない様子なので、私も現場に出かけることになりました。

そして、不動丸がとってきた魚、箱詰め終わって、出荷する前に、いよいよ、やりました。
カメラが回ってる前で、えいっとばかりに、測定機のセンサーを魚にあてました。グリーンピースは、内蔵に蓄積してると言ってるらしいので、ちゃんと魚の腹にあてました。

でも、何匹あてても、数値は、ピクリともしません・・・。

はっはっは。こんなもんだよ、やっぱり。

世の中、放射能汚染の話しばっかりだけど、いい加減、汚染の話しやめて、自然の浄化力の話しでもしたらどうかと思います。人間の体も、自然の一部だから、実は極めて浄化力高いです。そして、海の浄化力は、希釈の力も含めて、途方もないものであることは間違いないと思います。
そして、やたらと怖そうな話しを繰り返し聴かされて、いざとなったら、皆で右向け右をするのも、そろそろ、やめましょうね。パンドラの箱の中身は、しょせん空っぽです。

何はともあれ、これをきっかけに水産業への風評被害はなくなって欲しいと思います。

この様子は、28日の「ガイアの夜明け」で放映されますので、ぜひ、ご覧ください。

それにしても・・・・・・

今朝、大須漁港に向かう時、北上川の河川敷を走って、大川小学校の近くを通りました。私が、313日、初めて石巻に入った時に最初に来た場所がここでした。あの日と変わらず、よく晴れて、川はとても穏やかでした。あれから、ちょうど100日くらいでしょうか。なんだか、珍しく頑張ったなって思いました。

今年は、年初に野菜の初出荷、そして、今日、魚の初出荷、そして、秋には、米の初出荷です。大豆は、手が回らないのであきらめようかと思っていましたが、石山さんが、自然栽培で大豆作ってるところに、作付お願いしてくれたので、何とかなりそうです。これで、システムの詳細詰めれば、全体が動きそうです。

 ようやく東北も梅雨入りして、懸念材料だった水不足も解消されそうです。稲も、思ったほど雑草も生えず、何だかんだ言って、育っています。

 25日の東京でのイベントの後は、しばらく草取りに没頭できそうです。


 三陸プロジェクトのアルバムつくったのでPhotoをクリックしてください。

2011/06/16

苦闘してます


 今日は、膝まで埋まる泥の田んぼの中で、除草機かけてました。足を泥から抜くのに一苦労で、重たくなった機械を、苗を潰さないように移動させようとすると、よろけて、田んぼに倒れ込みそうになります。1回だけ、尻もちついてしまいました。学生時代のアメフトの練習よりキツイかもしれません。
 田んぼは、馬場目川の支流の富津内側の最上流にあって、ひとつとして真四角のものがありません。八条植えの田植え機で、あの手この手で植えた後を、苗を潰さないように丁寧になぞって、除草機かけます。一枚の田んぼの中でさえも、泥の深さ、水の張り具合、苗の様子、雑草の様子、全部違います。水の温度まで違うからびっくりです。

 ヘロヘロになって、途方に暮れてきます。
元気のない苗に、「お前、頑張って生き抜けよ。」って、思わず声かけてしまいます。
田んぼ一枚やっと終わって、振り返って眺めると、ほんとに、一面、輝いてる。ヘトヘトになりながら、とにかく、祈るように、愛情いっぱいで、稲に接しています。これで結果でなくても、ごめんなさいです。

 六日連続で、ひとりで田んぼに向かい合ってます。ひとりだから、自分の写真とれないけど、撮りに来てくれる人は大歓迎です。() もう、全身泥まみれです。

 昨日から、従兄の息子の遼平くんが、畦の草刈り、手伝ってくれるようになりました。今日は見かけないので、一日で嫌になったかと思って、午後、電話したら、ちゃんと、遠くの田んぼで、続きをやってくれてた。涙がでそう・・・。ちょっと変わってるけど、素直でいい子です。

 今朝早く、師匠から電話がありました。
 「おい、頼むから、もっと、草取りの人あつめてくれ。今日は、もう半分しか来ていない。」
 作業の合間に、近隣の市町村のシルバー人材センターに電話かけまくりました。

 師匠の田んぼは、一昨日から、手作業での除草が始まり、私が見学に行ったら、何と12人もの人が一列になって草とっていました。石山さんの米は、とっても高価ですが、ひとり一日8,000円払って、こうやって草取りしてもらってます。それでも、皆、へばってしまう。
 田んぼは、コナギという雑草でいっぱいですが、有機栽培も含めて、もう25年も、一切農薬使ってない田んぼっていうのは、こういう状態なんです。つくづく、凄いと思います。ほとんどの人は、あきらめて、人知れず、魔法の薬()に頼ってしまうのです。

 何はともあれ、命に欠かせない仕事が、ほとんど評価されない社会の価値基準をひっくり返したいから、とりあえず、私は格闘しています。





2011/06/12

草取り開始

 

従兄が、手に入れて来たモーター付きの除草機、試してみたらなかなかいいので、結局、これで除草することにしました。今日は、朝から始めて、5反くらいやれました。いい米つくれる自信がうまれてきました。

もっとも、雑草っていっても、今のところ生えているのは、セリです。きりたんぽに使われる野草ですね。セリがひとりでに生える田んぼっていうのは、どれだけいい水が流れているか、分かってもらえたら嬉しいです。

 朝から夕暮れまで、ひとりで田んぼにいて、黙々と除草機かけて、田んぼの中、散歩しながら雑草とって、ちょっと補植して、時々、この米食べてくれる人を想像して・・・。

 ようやく原点に戻れました。
 
 なんだか、長くて辛い旅だった気がするけど

 ふつふつと幸せ感が沸いてきます。

草刈りと刺し網漁


 

昨日も、午後からずっと畦の草刈りしてました。
田んぼの様子は、こんな感じです。ちゃんと仕事してますよ、智子さん()

自然栽培の稲は、初期生育がとてもゆっくりなんだそうですが、しっかり根が張って順調だと思います。これから除草を本格的にやります。

石山さんのところは、除草機を4回もかけて、それから、近隣の町村から来てもらって手で草取りしてもらっています。平均すると、だいたい1ヘクタールあたり、のべ30人くらい投入している計算になるようです。

草取りやる人手不足が、自然栽培の最大の課題なんですが、まずは、自分で経験して、誰でも参加できるような仕組つくりたいと思います。

私は、農法にこだわるつもりはないですが、人手で草取りするというのは、実はとてもいいことなんじゃないかって思っています。一年で、1か月半ほど草取りしたら、食べるところと寝るところは確保できるようなライフスタイルがあったら悪くないと思います。




昨日、木村さんから喜びの電話がありました。

長く付き合いのある漁船が、刺し網漁を再開して、ちょうど船が戻って来たところを撮影クルーと出迎えたそうです。そこには、見事な鯛が水揚げされていて、皆、感動に包まれたそうです。

もう、最初に会員になってくれた人達に、すぐにでも宅配始めようということで、早速、動きたいと思います。

初出荷には、絶対に立ち合いたいと思います。

2011/06/11

取材&撮影


 日付は変わったけど、石巻の取材&撮影は、日帰りで済みました。事前打合せなし、行き当たりばったり&ぶっつけ本番な一日でしたが、結果、すごく効率よく、内容も濃かったと思います。

 久しぶりに大原中学校に行ったら、風邪が流行って、女の人や子供達が寝込んでいました。ひとり主婦してた智子さんからは、辛辣なこと言われっぱなし・・・。
「テレビに映っていた記者会見の佐々木さんの顔は、ひどくむくんでいて別人のようで、きっと二日酔いだったに違いない」「最近、石巻まで来ても、牡鹿に寄らないのは、きっと後ろめたいことがあるに違いない」「ブログを見たら米づくりしているって書いてるけど、きっと、人に任せっぱなしで、実際は働いていないはず・・・」

いうなぁ・・・・。しっかし、テレビで二日酔いがバレるなんて、凄過ぎる・・・。受け答えはちゃんとしてたはずだけど・・・。

 でもね、後ろめたいことはなんにもなくって、あなた達のためと思って、木村さんに代表になってもらって、一日も早く法人を設立し、会員集めに全力を傾けているんですよ。半島まで足を伸ばせないのは、とにかく、米が気になってしようがないから。
 私利私欲を超えた人じゃないとリーダー務まらない。まず、自分が助かりたいってのは、もう、通用しないんです。

三人の漁師と、木村さんと私の本音トークは、なかなか面白かったと思います。東京の会議もそうだったけど、いいドキュメンタリーができるのは、間違いないと思います。ディレクターさんも、興奮気味だった。
「だいたい、佐々木さんが、ちゃんと説明すれば、何の問題もなかった。」って発言まで飛び出してました。
確かに少し申し訳ないと思いますが、そもそも、「余の辞書に、根回しという言葉はない。」んです。ついでに、「保身」という言葉もない。

木村さんは、緊急入院のために、法人設立の前後、結局二週間近く地元を空けていたんですが、昨日帰ってきたら、このプロジェクトへの反応は、おおむね好意的で、期待をもって受け入れられていたようです。

今日、一緒に漁師さん達をまわる中で、私が意外だったのは、彼らは、資金需要は言うに及ばず、個人客への直販にとても期待を寄せているということでした。漁業の市場は、偶に大当たりするバクチのようなもんで、漁師さん達は、その環境に慣れきって、かなり居心地がいいんじゃないかと想像していましたが、実際は、決してそんなことはないんだということがわかりました。

市場原理ってのは、需要と供給がバランスする唯一の方法だというように刷り込まれていますが、実際は、胴元しか儲からないギャンブルに過ぎません。食べものを市場に任せたら、本当に足元すくわれて、いざとなったら、取り返しのつかないことになります。

2011/06/09

農作業


 朝3時前に千葉の家を出て、7時間連続でドライブして秋田に到着、少しパソコンで事務作業して、午後から田んぼの畦の草刈りやりました。
久しぶりの農作業でした。4反ほど刈れました。米づくりは、私がいなくてもまわりそうですが、とくに大事な67月は、時間がある限り田んぼにいたいと思います。米を予約してくれた人達のこと、頭から離れません。山間部は、水の量は多くないので、今、水のとりあいになっています。上流部に田んぼの苗が、水不足で、弱っていましたが、今、かなり激しく雨が降り出したので、大丈夫ですね。

 体動かす仕事は、とにかく、すっきりして気持ちいいです。単純作業も嫌いじゃない。お金儲けのために、へ理屈こねて、かけひきしてるより、ずっといいです。

 iPhoneで音楽聴きながら、草刈り機をまわして、合間に、乳酸菌の件で中国に電話したり、三陸プロジェクトの件で、マスコミの対応したりしました。新しい仕事のスタイルじゃないかって思います。


 明日は、早くから、石巻です。やることやれたら、すぐに戻って作業続けます。

2011/06/08

言葉にならない

何年かぶりで、ネットカフェで一夜を過ごしています。なんだかそういう気分です。



私の人生って、火中の栗拾いだって思っていますが、今回拾ってしまった栗は、あまりに重たくて、熱くて、途方にくれます。

テレビカメラ入った中で、三陸プロジェクトの会議やってました。


事務局やってる澤さんに1週間ぶりくらいに会いました。


自分の仕事のほかに、突然、わけもわからず、ボランティアやらされて、一日100件も問い合わせ電話が来たら、もう、やってらんないって思いますよね。


私は、とっても申し訳ない気分でいるのですが、澤さんは、私に


「とにかく感謝の気持ちでいっぱいです。」っていいます。


澤さんが受ける電話すべてが、感謝と励ましの言葉でいっぱいなんだそうです。


そりゃ確かに、普通の仕事じゃありえないことです。

 
みんな、人のために一生懸命です。何か役に立てることないかって、真剣に、探しています。


地震をきっかけに、価値観がすっかり変わってしまって、もう、後戻りのしようもないんでしょう。

木村さんは、冒頭から、ボロボロ泣いてました。


会議が終わって、木村さんと、勝仁さん、奥土居さん、大橋さんでカラオケ行きました。


最後は、やっぱり奥土居さんのAmazing Grace。

ほんと、言葉にならない。

2011/06/05

目途がついてきた


やったことのない事業を同時にふたつ立ち上げるのはやめましょうね。しかも遠隔地で・・・。

ここしばらく、無茶苦茶なスケジュールで、ほとんどパニック状態でしたが、ここに来て、どうやら、何とかなりそうです。

ポイントは、

・「三陸プロジェクト」:

 善意の輪は、やっぱり凄い。人に何か頼んでも負い目にならないし、まだ、みんな、何かしたいと思っているから、お願いすれば、手伝ってくれる人の輪がどんどんひろがります。
 私の電話の会話を聴いてたタクシーの運転手さんまで、「そのクローズアップ現代、私も、見ましたよ。応援したいです。」だって・・・。

・「命のかて」の米づくり:

 これまでは、「また、重人が、わけのわからないこと始めた。やっと選挙やめてくれたと思ったら、今度は、突然、肥料も農薬も使わないで米つくるだと!!近所の目も考えろ!!」というモードでした。

 だから、たったひとりで、やったこともない草取り、やり切るしかない・・・。

田んぼに農機具を修理に来た人が
「あれ、どこかで見たことがあると思ったら、佐々木さんじゃないですか?」なんて言い出します。
「どうか、見なかったことにしてください」って、いう始末です。
はぁ、サングラスかけてんのに、バレるかよ・・・。

純粋に人の役に立ちたいと思って何かやっても、「どうせ、また選挙でたいから、売名してんだろ」って思われるのが、一度選挙に出てしまった人間の悲哀です。

でも、ここに来て、状況が大きく変わってきました。

 米づくりの成否は、苗の出来で半分決まるんだそうですが、50年以上米づくりやってるうちの伯母が、石山さん(厳密に言えば奥さん)のつくった苗を絶賛しまくっています。色が違うだけじゃなくて、慣行農法と比べて、とにかく、堅くてしっかりしています。
「こえだば、たしかに、のうやぐやらねくても、びょうぎつがねがもしれね。」
(訳:これだと、確かに、農薬使わなくても、病気にならないかもしれない)
ということで、とにかく値段が安くて、何の夢も持てなかった米づくりに、少し希望の光が差してきたと感じていて、伯母も、従兄の息子も、頑張って草取りすると言い出してくれています。

どうやら、これも、私がいなくてもまわりだしそうです。

そして、また、私は、空になれる・・・・・・かもです。

2011/06/03

入会殺到です。


事務局は、電話、FAXなりっぱなしの一日だったようです。本当に、ご苦労さまです。まだ、数が把握できていませんが、初日で、数百ひょっとしたら桁一つ多い入会があったかもしれません。

 実は私はテレビ見てないんですが、木村さんが勢いで言ってしまった目標10万人、キャスターまで復唱してくれたみたいですね。その数字が決して夢ではなくなっています。十万人になったら、ざっと500人くらいの水産業従事者の暮らしの下支えができると思います。

 本格的に体制つくって、目標を実現したいと急遽、秋田での農作業を中断して東京に戻って来ました。

善意に溢れた人の十万人のネットワークで、新しい事業モデル、新しいコミュニティ・モデルをつくるって、今までにない試みです。きっと、素晴らしいものになるでしょう。

2011/06/01

続・にんげんは素晴らしい


記者会見、長努さん、いきなり涙の挨拶でした。この間の入社式の時もそうだったみたいです。あとで、隆之さんの息子さんの優哉さんに
「伯父さん、もともと涙もろいの?」ってきいたら、
「そんなことあるはずないでしょ」って。
そりゃそうだ・・・。

復興の道筋、何にも見えないから、途方に暮れて、とにかく出来ること何でもやってみようというのが、三陸海産再生プロジェクトの実態です。

木の屋さんの仮事務所であるワンルーム・アパートで、三人で喧々諤々の議論をしたことがあります。長努さんは、このプロジェクトには反対というスタンスでした。でも、いざとなったら、こうやってしっかり代役引き受けてくれます。私は男の兄弟いないんだけど、うらやましいって思いました。

さっき、NHKのディレクターさんから電話がありました。
「コールセンターに問合せが殺到してます。予想以上です。」だって・・・。
さらに、
「私も会員にならせていただきます。」

もう・・・・俺も、ここで涙だよ・・・・。

そう言えば、白鳥哲さんと一緒に来たカメラマンの荻久保さんも、涙流しながらカメラまわして、駅で別れる時に、「これ」って一万円差し出してくれました。はえある会員第一号は荻久保さんです。

記者会見終わってすぐに、隆之さんに電話しました。足の腫れは、順調にひいていて、今週中にも退院できそうだということです。

隆之さん、話し聴いてくれる人がいたら、どこへでも行く覚悟です。もちろん、私だって、田んぼの草取りほったらかせないけど、私でよかったら、何でもします。

どうぞ、よろしくお願いします。