原稿

原稿

「マトリックスの真実」「おカネの真実」「空前絶後の社会運動」「志の世界」「大震災の前線」「右傾化選挙の中で」
世の中の根本的な仕組み、神とは、支配とは、おカネとは、社会とは、人間とは、・・・根源から、そして、前線から、書きました。
読んで面白いと思った方は、どんどん転送やコピー配布をして頂ければ幸いです。


2011/07/29

せっかくだから、イマジン超えたい・・・


もう、俺達はわかってしまったんだよ。


天国も、地獄も、本当は、ないってことを
国っていうは、争いをつくるための虚構だってことも
民族っていうのも、おんなじだ。

奪わなきゃ、生き残れないなんて、大嘘だ。
生き残るためには、仲間を殺さなきゃっていうのは、最悪な嘘だ。


本当は、すべてが足りているんだ。最初っから。


もう、わかってしまったんだよ


宗教なんて支配の道具に過ぎないってことが
所有ってことが、幻だってことも
おカネって、本当にただの紙切れだってことも
肩書には何の価値がないってことも
支配ってのが、人を怖がらせなきゃ、成り立たないってことも


俺を信じなきゃ地獄行きだって、そんな了見の狭い創造主いるわけないよ


そう、全部、うそなんだよ。

本当は、過去も未来もないんだよ。永遠の今があるだけなんだ。
空間だって、幻なんだ。だから、すべてがつながっているんだ。
本当は、あらゆるものが、自分なんだ。
自分じゃないものなんて、何も、ないんだよ。


本当は、分かっているんだよ、最初から。


人間は、罪深い存在だって、思わされてきた。
だから、人間をつくる営みだって悪いことだって刷り込まれた。
自分は、ちっぽけな存在だって、思わされてきた。
社会の歯車のひとつで、無力なんだって、思わされてきた。
あらゆるところに競争っていう土俵をつくられて、そこで勝たなきゃ生き残れないって、思わされてきた。
嫉妬心を植え付けられて、無限の愛さえ、奪わなきゃいけないって思わされてきた。


そうやって、バラバラにされて、奪われた。



死んだら、何にもなくなるんだぞって、脅されて、意志をうばわれた。


確かに自分は空っぽだ。でも、自分はすべての可能性なんだ。
原子の中だってすっからかんなんだよ。俺達が見るから塊に見えるだけ。
どんなに長い間、偶然が積み重なっても、こんな世界になりっこない。
無限の情報の海の中で、意志が可能性を選び出すから、世界が生まれるんだ。




そう、本当は、世界をつくっているは、自分なんだ。


でも、俺達、生きるのがつらいのは、なんでだろう?


もう、嘘ばかりの世界にいることに、うんざりしてるんだよ。


でも、もう、俺達はわかってしまったんだ

だから、選び直せばいいんだよ。


そう、次は、本当の世界を選ぶんだ。

2011/07/25

経済危機


 ここしばらく被災地での事業の立ち上げと秋田での農作業に没頭されていたので、経済に関してはほとんど無関心に近い状態でした。わが社の状況は決してよくありませんが、そもそも固定費が極小状態なので、まあ、いざとなっても何とでもなると思っています。40過ぎて、初めて肉体労働の日々を過ごしましたが、これでいよいよ、何やったって生きていけるということが確信になってきました。

 東京に戻って、ぼちぼち人に会っていますが、不況はいよいよ深刻だということを肌で感じています。
そして、アメリカの財政破綻も、もうすぐのようです。間違いなく、日本も連鎖するでしょう。
こういう時、投機でひと儲けするのは、そんなに難しいことではないと思います。マーケットの状況、チェックしてないので、必ずそうなるとは言えませんが、短期的には、ドルと輸出関連企業の株をカラ売れば、かなりまとまった利益を得られるんでしょう。と言いながら、個人的には、今さら、虚業の極みな世界に没頭する気にもなれませんが・・・。

いつもの繰り返しになってしまいますが、収奪のために、破綻は意図的に仕組まれます。きっとどこかで、偉くて立派な誰かが、財政破綻を防ぐために一生懸命頑張って、私たちの暮らしを守ってくれるはずという漠然とした期待は、確実に裏切られるでしょう。政府の中でも、破綻を防ぐために、本気で無駄遣いを減らそうとしている人なんか、どこにもいないことは、誰の目にも明らかです。

私は、恐怖心あおって、支配やカネ儲けにつなげる趣味は、まったくないのですが、これから、大震災の時以上に、ますます、ひとりひとりの生き方が本質的に問われていくことになるでしょう。厳しい現実を突きつけられ、ごまかしは一切通用しないという状況で、丸裸の自分と向き合わざるを得ない。そういう時代に突入して行くでしょう。

2011/07/18

終結宣言

草取り終わります。

「刀折れ、矢尽きるまで・・・・」と、最近、菅さんが言ってましたね。
除草機のスタンド、重たい泥に耐えかねて、とうとう折れました。草取りのおばさんたちも、「もう、無理・・・・」
私の体も、へばって、動かない・・・。

師匠の田んぼも終結しました。これ以降、いくら雑草とっても、もう米の収量変わらないのが今のポイントなんだそうです。命のかての田んぼも、ここで、終わります。

反省点、けっこうあります。
最終局面で、水の管理がうまくいかず、生えた雑草とり切れなかった田んぼ、数枚、残りました。
師匠が、「怖いのはコナギ」っていう意味がずっとわからなかったけど、土壇場で、一部の田んぼで、コナギが一挙に増え出して、それを手でとるのが一苦労でした。

でも、今のところ、どちらかというと、失敗というよりは、成功と言えると思います。

そして、まあ、やり切ったっていってもいいと思います。この後は、従兄に任せて、東京、戻ります。

ほとんど何のPRもしてませんが、全部で280アールのうち、今のところ、半分くらいの区画に、オーナーさんがいます。完全無肥料無農薬でつくっていますが、米づくりが続けられ、かつ、誰でも買えるようにと考えて価格設定していますので、とてもリーズナブルです。もともと水が良くて美味しい米がとれる上に、自然栽培なので品質は、最高といっても、言い過ぎじゃないと思います。収穫の時に、実際にとれた分の「お米券」を発行して、いつでも交換できるようにします。1区画、10メートル四方で、一年でひとりが家で食べる米の量くらいとれます。今回の地震で宅急便が止まった時、私が車運転して、一般道を通って、首都圏まで米運びました。いざとなって、スーパーから米が消えても、私がつくった米、必ずベストを尽くして、お届けします。詳しくは、http://inochinokate.net からどうぞ。ぜひ、オーナーに、なってください。

20041月、菅さんと、たまたまパーティで隣り合わせて、農業の話しで意気投合、その4日後、大潟村に来てくれました。私の今のアパートのすぐ近所です。あの時、菅さん、「私たちが目指すべき社会のモデルは、江戸時代にあって、一番大事なのは農業だ」と、党大会で演説しました。そして、立ち話した仙谷さんも、それを讃えていた。あれから、7年です。

 首相になった菅さんは、7年前に言ったことの真逆の政策であるTPPを推進しました。支配するには、生きるってことの根っこの部分を無理やり切り離して、そこに恐怖心を植え付けるんです。

魂売って権力握って、そして、操られたまま消えて行きます。最後に原発解散やってくれたら、見直しますが、まあ、命と引き換えでしょうね。

 私は、言ったこと、やります。出来ないことはありますが、ベストはつくします。





2011/07/14

缶詰女王と缶詰男爵の夢の共演

 残念ながら、クローズアップ現代では放映されませんでしたが、三陸海産再生プロジェクトは、新橋のカフェで、ジャズ・シンガーの奥土居美可さんがアカペラでAmazing Graceを歌って始まりました。あの大災害への私たちの万感の思いが、こめられた歌でした。

奥土居さんは、たまたま私の講演を聴いてしまってから、怒涛のごとく自分のライブで被災缶詰を紹介してまわり、あっという間に数千缶をはいてしまいました。私は、「缶詰女王」と呼ばせて頂いていますが、奥土居さんのコンサートが、726日、ジャズの殿堂である六本木のスィートベイジルで行われます。

このコンサートのスペシャルゲストが、木村隆之さんです。

今や、通りすがりの子供が、
「あ、これ知ってる。テレビで見た」
というくらい、有名になってしまったあの「石巻の缶詰」をつくった木村さんが奥土居さんと一緒にセッションをやります。

知っている人は多くないかもしれませんが、木村さんは、ドラマーであり、音楽好きが高じて地元にホールまでつくってしまいました。残念ながら、このホールも今回の津波で壊されてしまいましたが・・・。

「あのスイートベイジルのステージに立てるなんて、俺の人生、いったい、どうなってんだ?」と、興奮、緊張気味の木村さんの応援に、ぜひ、いらしてください。
もちろん、私は砂かぶりで、ポンポン振ってます。()

この間、カラオケ・ボックスに奥土居さん、木村さんと一緒に行きましたが、いやぁ、もう、カラオケ・ボックスでこんなに感動するなんて、・・・。贅沢過ぎるひと時でした。

奥土居さんの歌は、魂にズッドーン、ビビビビビィィィィィィときます。

ぜひ、聴きにいらしてください。

コンサートの詳細、お申し込みは、

2011/07/09

ラスト・ラン

秋田もいよいよ真夏日です。

今日から、うちの田んぼに、草取りのおばさん4人、入ってくれました。

 夕方、フラフラになって、田んぼのわきを流れる小川に、飛び込みました。まだ少し冷たい。1日浴びた泥、全部、落としました。
近藤さんに電話しました。
「そっち、どう?」
「いやぁ、マジ、しんどいっす。体力自信あるっすけど、ほんと、体、熱いっす・・・。」


ウェブを編集しながら、iTunesを開いたら、「ロッキーのテーマ」がかかってしまった。


選挙となんも変わらなくって、アゼンとしてしまいます。

photos by Ryohei & Sasaki


















2011/07/07

第3コーナー


一緒に田んぼの見回りしてると、従兄がいいます。
「うーん、理想的な稲体だ。」

ここに来て急激に稲が大きくなっています。

それだけでなく、化学肥料と農薬漬けの稲は、深い緑色してて、稲が横に広がって、葉っぱがだらんと垂れていますが、自然栽培のうちの稲は、大きくないけど、綺麗な黄緑色で、しゃんと立っています。いま、盛んに分蘖(ぶんけつ)が行われて穂の数が増えていってますが、これも多すぎるとかえって収量が減るのです。稲が直立しているから、田んぼの風通しも日当たりもいいので、病気にかかり難く、これから、暑い夏を迎えて、一挙に育っていくと思います。

ほんと、いきなり難しい米づくりに挑戦してしまいましたが、とにかく師匠につくってもらった苗が素晴らしかった。そして、去年まで慣行農法してた田んぼがほとんどなので、そもそも雑草の種が少なく、師匠の田んぼとは比較にならない程、雑草少ないです。形も大きさも色とりどりの田んぼ全部で27枚のうち、本格的に稲と雑草が格闘している田んぼは、数枚にすぎないです。


「俺がいない間に、除草剤まいてないよな」
「だったら、こうやって、セリが生えてるわけがない。」


まあ、師匠によると、年を追うごとにたいへんになるんだそうです。

植えたばっかりの頃は、ほんと、どうなることかとハラハラしながら、草取りしてました。大きなプレッシャー、そして、体力的にも限界、三陸プロジェクトもたいへん・・・・という状況が続きましたが、ここに来て、先が見えてきました。

日照りが続いた後、今度は一転して大雨が続き、作業もたいへんな上に、田んぼが何枚か、川に水没してしまいました。これは、20年以上なかったことだそうですが、稲って、つくづく水には強くできているようで、結局、被害はほとんどありませんでした。

 これから何が起こるか分かりませんが、今のところは成功といっていいです。すくすく育っている稲をみていると、ふつふつと幸せ感が沸いてきます。へとへとになって除草をした田んぼをながめると、本当に美しいです。


 いよいよラストスパートです。


2011/07/05

船出




福島明人さんが、いよいよ太平洋横断に旅立ちます。

ほんとに、一緒に、行きたかったけど・・・・
毎日毎日、海しかない世界ってどんなだろうって思います。
私は、とりあえず、壮行会の後、ハーバーのヨットで、風に吹かれて寝ました。三泊目です。とにかく、気持ちいいんです。波と風に揺られて寝るのが・・・。

福島さん、戻ってきたら、農業やると言ってます。
若い人達、ほんと感心する人多いですが、福島さんは、自分でコツコツ働いて貯めたお金で、ヨットや備品買って、ひとりで太平洋わたります。もちろん、高額な給料もらっているわけじゃないけど、命のかてに義援金サイトをつくったら、真っ先にまとまったお金を振り込んできたのが福島さんでした。

壮行会で、大庭裕之さんとも会いました。
大庭さんは、朝4時に起きて農作業、顧客対応や、資金移動も全部ひとりでやりながらの日々です。久しぶりにじっくり話すことができましたが、とにかく、命のかての会員さんが素晴らしい人ばっかりで、そのつながりを大事にしてたら間違いないって、言ってました。

山内俊寛さん、サラリーマンやりながら、ボランティアで命のかてのウェブマスターやってくれていますが、今回、三陸プロジェクトノウェブマスターも、引き受けてくれ、徹夜作業で、仕上げてくれました。ほんと、素晴らしいという言葉につきます。

私と一緒に秋田に農業やりに来た近藤嵩さんは、私が到着翌日から、被災地に行ってしまって、ほったらかし状態だったものの、師匠との相性も良く、農業にバッチリはまって、いつの間にか、別れた彼女と復縁して、こっちに呼び寄せてしまいました。本当、よく働いてます。高齢化率、人口減少率、自殺率までワーストワンの我が故郷に、若い女の子が移住してくるなんて・・・感謝感激アメアラレです。

こういう若い人達が、存分に生きれるようにサポートするのが、私の役割だと思っています。