原稿

原稿

「マトリックスの真実」「おカネの真実」「空前絶後の社会運動」「志の世界」「大震災の前線」「右傾化選挙の中で」
世の中の根本的な仕組み、神とは、支配とは、おカネとは、社会とは、人間とは、・・・根源から、そして、前線から、書きました。
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2011/06/11

取材&撮影


 日付は変わったけど、石巻の取材&撮影は、日帰りで済みました。事前打合せなし、行き当たりばったり&ぶっつけ本番な一日でしたが、結果、すごく効率よく、内容も濃かったと思います。

 久しぶりに大原中学校に行ったら、風邪が流行って、女の人や子供達が寝込んでいました。ひとり主婦してた智子さんからは、辛辣なこと言われっぱなし・・・。
「テレビに映っていた記者会見の佐々木さんの顔は、ひどくむくんでいて別人のようで、きっと二日酔いだったに違いない」「最近、石巻まで来ても、牡鹿に寄らないのは、きっと後ろめたいことがあるに違いない」「ブログを見たら米づくりしているって書いてるけど、きっと、人に任せっぱなしで、実際は働いていないはず・・・」

いうなぁ・・・・。しっかし、テレビで二日酔いがバレるなんて、凄過ぎる・・・。受け答えはちゃんとしてたはずだけど・・・。

 でもね、後ろめたいことはなんにもなくって、あなた達のためと思って、木村さんに代表になってもらって、一日も早く法人を設立し、会員集めに全力を傾けているんですよ。半島まで足を伸ばせないのは、とにかく、米が気になってしようがないから。
 私利私欲を超えた人じゃないとリーダー務まらない。まず、自分が助かりたいってのは、もう、通用しないんです。

三人の漁師と、木村さんと私の本音トークは、なかなか面白かったと思います。東京の会議もそうだったけど、いいドキュメンタリーができるのは、間違いないと思います。ディレクターさんも、興奮気味だった。
「だいたい、佐々木さんが、ちゃんと説明すれば、何の問題もなかった。」って発言まで飛び出してました。
確かに少し申し訳ないと思いますが、そもそも、「余の辞書に、根回しという言葉はない。」んです。ついでに、「保身」という言葉もない。

木村さんは、緊急入院のために、法人設立の前後、結局二週間近く地元を空けていたんですが、昨日帰ってきたら、このプロジェクトへの反応は、おおむね好意的で、期待をもって受け入れられていたようです。

今日、一緒に漁師さん達をまわる中で、私が意外だったのは、彼らは、資金需要は言うに及ばず、個人客への直販にとても期待を寄せているということでした。漁業の市場は、偶に大当たりするバクチのようなもんで、漁師さん達は、その環境に慣れきって、かなり居心地がいいんじゃないかと想像していましたが、実際は、決してそんなことはないんだということがわかりました。

市場原理ってのは、需要と供給がバランスする唯一の方法だというように刷り込まれていますが、実際は、胴元しか儲からないギャンブルに過ぎません。食べものを市場に任せたら、本当に足元すくわれて、いざとなったら、取り返しのつかないことになります。