日付は変わったけど、石巻の取材&撮影は、日帰りで済みました。事前打合せなし、行き当たりばったり&ぶっつけ本番な一日でしたが、結果、すごく効率よく、内容も濃かったと思います。
久しぶりに大原中学校に行ったら、風邪が流行って、女の人や子供達が寝込んでいました。ひとり主婦してた智子さんからは、辛辣なこと言われっぱなし・・・。
「テレビに映っていた記者会見の佐々木さんの顔は、ひどくむくんでいて別人のようで、きっと二日酔いだったに違いない」「最近、石巻まで来ても、牡鹿に寄らないのは、きっと後ろめたいことがあるに違いない」「ブログを見たら米づくりしているって書いてるけど、きっと、人に任せっぱなしで、実際は働いていないはず・・・」
いうなぁ・・・・。しっかし、テレビで二日酔いがバレるなんて、凄過ぎる・・・。受け答えはちゃんとしてたはずだけど・・・。
でもね、後ろめたいことはなんにもなくって、あなた達のためと思って、木村さんに代表になってもらって、一日も早く法人を設立し、会員集めに全力を傾けているんですよ。半島まで足を伸ばせないのは、とにかく、米が気になってしようがないから。
私利私欲を超えた人じゃないとリーダー務まらない。まず、自分が助かりたいってのは、もう、通用しないんです。
私利私欲を超えた人じゃないとリーダー務まらない。まず、自分が助かりたいってのは、もう、通用しないんです。
三人の漁師と、木村さんと私の本音トークは、なかなか面白かったと思います。東京の会議もそうだったけど、いいドキュメンタリーができるのは、間違いないと思います。ディレクターさんも、興奮気味だった。
「だいたい、佐々木さんが、ちゃんと説明すれば、何の問題もなかった。」って発言まで飛び出してました。
確かに少し申し訳ないと思いますが、そもそも、「余の辞書に、根回しという言葉はない。」んです。ついでに、「保身」という言葉もない。
木村さんは、緊急入院のために、法人設立の前後、結局二週間近く地元を空けていたんですが、昨日帰ってきたら、このプロジェクトへの反応は、おおむね好意的で、期待をもって受け入れられていたようです。
今日、一緒に漁師さん達をまわる中で、私が意外だったのは、彼らは、資金需要は言うに及ばず、個人客への直販にとても期待を寄せているということでした。漁業の市場は、偶に大当たりするバクチのようなもんで、漁師さん達は、その環境に慣れきって、かなり居心地がいいんじゃないかと想像していましたが、実際は、決してそんなことはないんだということがわかりました。