2011年3月11日、日本の歴史上、かつてない津波が私たちを襲いました。
そして、この津波によって、震源地に近い三陸地方の水産業は壊滅的な被害を受けました。
ちょうど黒潮と親潮が交わる三陸地方は、世界三大漁場のひとつと言われ、良質なだけでなく、もっとも多くの種類の魚が水揚げされることで知られています。そして、波の穏やかな入江では、さまざまな養殖が行われ、地元でとれた新鮮な海産物をそのまま利用したたくさんの加工品がありました。
あらゆる生命は海から生まれ、人類は、誕生の時から、海の恵みによって生きてきました。水産業は、人間にとってなくてはならないものです。
この巨大な災害に直面した私たちが、これからやるべきことは何でしょうか?
途方もない状況のなかで、私たちを勇気づけてくれたのは、ひとりひとりから寄せられた励ましの言葉であり、私たちを生かしてくれたのは、ひとりひとりからの支援でした。
政府や大資本に頼りきりになるのではなく、ひとりひとりが、直接つながれば、みんなが豊かになります。
私たちが再生するには、まだ、皆さんの力が必要です。
会員から頂いた会費や寄付金は、漁船や漁具、加工や出荷施設に充てます。そして、準備ができ次第、お届けできる海の幸から順次、皆さんに、直接、会員価格でお届けします。復興状況は、随時、ホームページやニューズレター等でお伝えしていきます。
そして、この地震をきっかけに、依存し、奪い合い、争い続ける社会ではなく、自給し、分かち合い、助けあう新しい社会のモデルを震源地発でつくりたいと思います。
どうぞ、三陸海産再生プロジェクトに参加してください。
((株)木の屋石巻水産
代表取締役副社長)
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今、万感の思いを込めて、
6月1日、http://www.sanriku-pj.org オープン、記者会見、「クローズアップ現代」オンエアです。
ひとりでも多くの人が参加くださいますよう。ここから日本再生、理想社会のモデルづくりがスタートします。
昨日は、勝仁さんが、ずっと街頭で大声張り上げていました。NHKさんもいい映像撮ろうと一生懸命、奥土井美可さんのAmazing Graceは、表現が見つからないほど、素晴らしかった。もちろん、よりあいに参加頂いた大勢の皆さん、本当に、ありがとうございます。
今月でオーラカフェがクローズします。
厳しい時でも、ずっと店を開け続けた、安藤航さん、途中で投げ出さずにやり切ったことは素晴らしいです。必ず次につながります。