原稿

原稿

「マトリックスの真実」「おカネの真実」「空前絶後の社会運動」「志の世界」「大震災の前線」「右傾化選挙の中で」
世の中の根本的な仕組み、神とは、支配とは、おカネとは、社会とは、人間とは、・・・根源から、そして、前線から、書きました。
読んで面白いと思った方は、どんどん転送やコピー配布をして頂ければ幸いです。


2011/07/07

第3コーナー


一緒に田んぼの見回りしてると、従兄がいいます。
「うーん、理想的な稲体だ。」

ここに来て急激に稲が大きくなっています。

それだけでなく、化学肥料と農薬漬けの稲は、深い緑色してて、稲が横に広がって、葉っぱがだらんと垂れていますが、自然栽培のうちの稲は、大きくないけど、綺麗な黄緑色で、しゃんと立っています。いま、盛んに分蘖(ぶんけつ)が行われて穂の数が増えていってますが、これも多すぎるとかえって収量が減るのです。稲が直立しているから、田んぼの風通しも日当たりもいいので、病気にかかり難く、これから、暑い夏を迎えて、一挙に育っていくと思います。

ほんと、いきなり難しい米づくりに挑戦してしまいましたが、とにかく師匠につくってもらった苗が素晴らしかった。そして、去年まで慣行農法してた田んぼがほとんどなので、そもそも雑草の種が少なく、師匠の田んぼとは比較にならない程、雑草少ないです。形も大きさも色とりどりの田んぼ全部で27枚のうち、本格的に稲と雑草が格闘している田んぼは、数枚にすぎないです。


「俺がいない間に、除草剤まいてないよな」
「だったら、こうやって、セリが生えてるわけがない。」


まあ、師匠によると、年を追うごとにたいへんになるんだそうです。

植えたばっかりの頃は、ほんと、どうなることかとハラハラしながら、草取りしてました。大きなプレッシャー、そして、体力的にも限界、三陸プロジェクトもたいへん・・・・という状況が続きましたが、ここに来て、先が見えてきました。

日照りが続いた後、今度は一転して大雨が続き、作業もたいへんな上に、田んぼが何枚か、川に水没してしまいました。これは、20年以上なかったことだそうですが、稲って、つくづく水には強くできているようで、結局、被害はほとんどありませんでした。

 これから何が起こるか分かりませんが、今のところは成功といっていいです。すくすく育っている稲をみていると、ふつふつと幸せ感が沸いてきます。へとへとになって除草をした田んぼをながめると、本当に美しいです。


 いよいよラストスパートです。