もう、俺達はわかってしまったんだよ。
天国も、地獄も、本当は、ないってことを
国っていうは、争いをつくるための虚構だってことも民族っていうのも、おんなじだ。
奪わなきゃ、生き残れないなんて、大嘘だ。
生き残るためには、仲間を殺さなきゃっていうのは、最悪な嘘だ。
本当は、すべてが足りているんだ。最初っから。
もう、わかってしまったんだよ
宗教なんて支配の道具に過ぎないってことが
所有ってことが、幻だってことも
おカネって、本当にただの紙切れだってことも
肩書には何の価値がないってことも
支配ってのが、人を怖がらせなきゃ、成り立たないってことも
俺を信じなきゃ地獄行きだって、そんな了見の狭い創造主いるわけないよ
そう、全部、うそなんだよ。
空間だって、幻なんだ。だから、すべてがつながっているんだ。
本当は、あらゆるものが、自分なんだ。
自分じゃないものなんて、何も、ないんだよ。
本当は、分かっているんだよ、最初から。
人間は、罪深い存在だって、思わされてきた。
だから、人間をつくる営みだって悪いことだって刷り込まれた。
自分は、ちっぽけな存在だって、思わされてきた。
社会の歯車のひとつで、無力なんだって、思わされてきた。
あらゆるところに競争っていう土俵をつくられて、そこで勝たなきゃ生き残れないって、思わされてきた。
嫉妬心を植え付けられて、無限の愛さえ、奪わなきゃいけないって思わされてきた。
そうやって、バラバラにされて、奪われた。
死んだら、何にもなくなるんだぞって、脅されて、意志をうばわれた。
確かに自分は空っぽだ。でも、自分はすべての可能性なんだ。
原子の中だってすっからかんなんだよ。俺達が見るから塊に見えるだけ。
どんなに長い間、偶然が積み重なっても、こんな世界になりっこない。
無限の情報の海の中で、意志が可能性を選び出すから、世界が生まれるんだ。
無限の情報の海の中で、意志が可能性を選び出すから、世界が生まれるんだ。
そう、本当は、世界をつくっているは、自分なんだ。
でも、俺達、生きるのがつらいのは、なんでだろう?
もう、嘘ばかりの世界にいることに、うんざりしてるんだよ。
でも、もう、俺達はわかってしまったんだ
そう、次は、本当の世界を選ぶんだ。