原稿

原稿

「マトリックスの真実」「おカネの真実」「空前絶後の社会運動」「志の世界」「大震災の前線」「右傾化選挙の中で」
世の中の根本的な仕組み、神とは、支配とは、おカネとは、社会とは、人間とは、・・・根源から、そして、前線から、書きました。
読んで面白いと思った方は、どんどん転送やコピー配布をして頂ければ幸いです。


2011/04/30

マシーン完成!!



 石山さんが、私達のために、溶接技術を駆使してつくってくれたオリジナル草取りマシーンが完成しました。
 同時並行で、石山さんが40年前乗ってたメグロっていうメーカーのバイクの修復を近藤さんがやってます。走ったら、凄いですよね。


 打合せの結果、田植えは、5月24日からやることにしました。6~7月に雑草と格闘することになりますが、ここを乗り切れれば、しっかり収量があがるはずです。頑張ります。


 うちの妻が、自然栽培の玄米食べたいと言うので、それを石山さんに注文したら、米、うちの妻にと、プレゼントしてくれました。「木村農法 芸術自然栽培米」というパッケージです。ちなみに、自然栽培の米というのは、日本で一万俵くらいしかないらしいですが、そのうち、二千俵は石山さんの米です。草分けなんですね。地震のお陰で、米ブームみたいなのがおこっています。去年とれた米は、もう、ほぼ完売だそうです。

 米本位も現実味を帯びてきました。


水くみ




今日は、おじいさん(石山さん、失礼!!)と一緒に、山に芝刈りじゃなく、白神に水くみに行きました。()

稲の苗は順調に育っていますが、秋田は、ずっと天気が悪くて、田んぼをおこすことができないのです。

八峰町の湧水の近くに、タラの芽があったので、さっそく摘んできました。

どうせ世の中はゴールデンウィークなんだから、お昼休み、タラの芽をてんぷらにして、白神の水で、水割りつくって、近藤さんとお昼休みパーティです。もちろん、ご飯は、おじいさんからもらった自然栽培ササニシキです。末端では、キロ1500円もする絶品米です。本物の贅沢かも・・・。

秋田は山菜の宝庫です。今年は米づくりの合間に、山菜とりと山菜料理にハマろうと思います。

桜も、いよいよ満開でした。


2011/04/28

「命のかて」発芽


最近買った接写レンズ、素晴らしいです。写真クリックしてみてください。
先週種まきした稲が発芽しています。
ずっと気になってたけど、ビニルハウス入ったら、嬉しかった。愛しい!!

石山さんには、
「お前は、米作るような人間じゃない。どうせ写真何枚かとって終わりだろ。汗つくる霧吹きもってきてやるぞ!!」
と、いっつも、からかわれていますが、

私がいい加減な人間であることは、私が一番認めていますが、こればっかりは、本気でやります。
とりあえず、何もできないから、プロに助けてもらって、私の体の酷使くらいは、しっかりやります。
会員さんに、最高の米、食べて欲しいです。
もともと百姓に生まれてんだから、天命まっとうします。

桜、咲きだしました


石巻経由、秋田の大潟村に到着しました。

 昨日は、木の屋石巻水産の木村副社長と、遅くまで話し込みました。
 津波で、お店も工場も全滅ですが、社員は、誰も解雇していません。さすが、船井さんのお客さんだけあって、健全経営、あくなき商品づくり、社員や取引先を大事にする姿勢など、本当に、素晴らしい会社でした。地元の漁師さん達の信頼も厚い。

 「地震をきっかけにして、みろくの世のひな型つくりたいんです。」と、私が言っても、ほんと、待ってましたという感じです。早急に、フォーメーション固められそうって思いました。脱資本主義、自給型の国づくりを目指すべき、一次産業の復興のためには、消費者と直接つながるしかないといった考えは、最初っから共有できます。

 大潟村の桜並木は、ようやく咲き始めです。あと数日で満開になりそうですが、その頃には、天気も良くなるようです。広大な田んぼの中に、ひたすらまっすぐな桜並木、木の下には菜の花畑が延々と続きます。日本一の桜並木だと思います。

2011/04/27

クルージング


地震で延期してしまっていた福島明人さんのクルーザーでのクルージング、昨日、やりました。大庭さんとえんちゃんも合流して、あれこれ、今後のことも話しながら、本当に楽しいひと時でした。

山下公園のすぐ近くにマリーナがあって、ベイブリッジをくぐって、2時間ほどセーリングを楽しませてもらいました。天気も良く、風もちょうどよくって、景色最高、ビールがうまかった。

福島さんは、七月にいよいよ太平洋横断に出発するそうです。戻ってきたら、一緒に農業やりそうです。どうせなら、漁業がいいんじゃないかって言っても、いや、農業っていうので、まあ、そういう流れかなと思います。

先週末は、吉田光延さんが、避難所でお花見を企画して、東京からメキキの人達連れて、お花見料理の道具もって行きました。皆に元気になってもらいたいから、避難所の花見のベストショットを期待したけど、あいにくの大雨で、桜の下での花見は出来なかったようです。それでも、被災者の人達も宴を大いに楽しんで盛り上がったようです。

私は、今日から再び、宮城経由秋田です。秋田でも間もなく桜が咲きだしますが、大潟村の4キロ直線道路の桜並木と菜の花畑は、もう、ただただ圧巻、絶景なので、ゴールデンウィークは、ぜひ、秋田までお出かけください。()

自粛は、石原さんの選挙戦術としては見事でしたが、結果、景気冷やして、失業者増やすだけです。日本国債を売り浴びせる理由にも使われるでしょう。

私は、ここしばらくは、珍しく仕事した気分なので(とはいっても一銭にもなってませんが・・・)、遊べる時は、めいっぱい遊ぼうと思います。

今回の地震を受けて、私達の文明社会のあり方が間違っていたとか、自分さえよければというエゴが充満した結果、起こった災害だという意見も少なくありませんが、私は、創造者の意識って、そんな料簡の狭いものじゃないと思います。そもそも人間は罪深い存在だという刷り込みからは、そろそろ解放された方がいいでしょう。

すべては波でてきていますが、それは、破壊と創造の波であり、死と再生の波でもあります。

そして、にんげんの意志力、創造力は本当に偉大です。悲観は、感情から、楽観は意志からです。

壊れたら、もっとよいものを創ればいい。

 やり残したことがあるのに死んでしまったら、また、生まれ変わればいいだけです。

2011/04/18

種まき開始



 振り返ってみると、本当にドタバタな1カ月でしたが、秋田での米づくりは順調に進んでいます。
 16日、避難所から朝4時に出て、そのまま秋田の大潟村に向かい、830分に到着、種まき作業に合流しました。
 正直、ヘトヘトですが、体を動かすのは気持ちがいいし、本当によく眠れます。
 私たちは、3ha、1アールのオーナー300区画分の米をつくります。自家採取を繰り返して原種に近づいている秋田こまちを無農薬無肥料で育てます。ほとんど宣伝してませんでしたが、現在、およそ100区画の申込を頂いています。10月に収穫できたら、収穫高に応じて、米本位通貨「糧」を発行します。 
 つまり、今年出来る米を予約して、お米券で受け取るということです。何か起こってから慌てて買い占めるんじゃなく、自分の食べる米は、長期的にしっかり確保しておくのは、とてもいいことだと思います。今回、宅急便が止まってしまったので、私は、石山さんの依頼で、秋田から米を1トン積んで、自分で首都圏を配達しました。いざとなっても、こうやって米を届けたいと思います。
 よかったら、私のつくる米、食べてください。最高の米づくり、目指してます。
 申込は、http://inochinokate.netにて、よろしくお願いします。
 ジム・ロジャースまで、「これからは、ファンドマネージャーじゃなく、ファーマーになるべき」と言ってるそうですが、私たちは、それ、実践してます。
若い頃、「自分は、究極の何でも屋になりたい」と言ってましたが、なんだか、そんな感じになってきました。ブルーカラー、ホワイトカラー、昔、メタルカラーの時代っていう連載もありましたが、私は、さしあたり、ノーカラーくらいで行きたいと思います。

2011/04/13

脱「放射能恐怖症」

 自分の故郷であるいわきに戻ったとき、妻は、「んーーー、放射能の臭いがする」と笑えないギャグをとばしていました。

 でも、福島原発の事故の報道を見るたびに、私は、この五感にまったくうったえない放射線というものを、人間は、どうしてここまで恐れることができるのか?という素朴な疑問をもってしまいます。実は、なんだか滑稽だなとまで、感じています。

 「この人、すんげぇ頭いい」って思う人、ほんと滅多に出会いません。でも、いかにもしたり顔で、テレビやネットの情報をあちこち拾ってきて、さも、自分は知識が豊富だと思いながら、実はただの受け売りをオウムのように繰り返す人は、それなりにいます。

 でもね、竹内薫さんの著書じゃないですが、そもそも、科学上の学説の99.9%は仮説に過ぎないんです。だから、学説の根っこが、そもそもあいまいだってことは、常に気に留めておく必要があります。

 「Co2による地球温暖化」がでっちあげに過ぎないことは、まともな人なら誰でも知ってると思いますが、じゃあ、そもそも、放射線はどうなんだろう?って、思いませんか?

 で、たまたま教えてもらったYouTubeの映像をみて、やっぱりこれもそうなんだと合点しました。とっても面白いので、どうぞ、みてください。そして、大いに広めましょう。

福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演

http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8&feature=related

 

 私は、ただ、恐怖心を煽ってパニックをつくっているに過ぎないと本能的に感じていました。人を操るには、恐怖を最大限、引き出すのが一番です。

 そして、自分がうかばれていないと感じてて、人生をリセットしたい人も、また、パニックをあおる行動に出ます。

 実は、恐怖心のお陰で、みんなが委縮してしまって、結果、経済がガタガタだということの方がはるかに問題なんです。だから、イベントやって、福島と茨城の野菜を食べまくったわけです。

 私は、個人的には、とっても酷い目にあった民主党政権の肩をもつつもりはさらさらありませんが、今回、やっぱり枝野さんはよく頑張ってると思います。マーケティング・センスがないから、選挙戦略やったらからっきし駄目で大敗しちゃうけど、気力あふれてるから、危機には強いんですよね。()

 1カ月過ぎて、事故がレベル7に修正されましたが、チェルノブイリと福島はぜんぜん違います。福島原発で、爆発や、圧力容器の弁を解放した時は、確かにかなり大量な放射性物質が空中に放出されましたが、それ以降は、ほとんど無視してもいいレベルまで落ちていることは明らかです。でも、最初からレベル7と言ってたら、パニックは、こんなもんじゃ済まなかったですよね。

 いずれにしても、もう福島原発の放射能のことは、忘れましょ!!

 放射線の影響は軽微だし、炉が爆発する可能性は、もっと大きな地震が起きない限りないです。

 ほんとは、避難した人達も、みんなとっとと家に戻すべきです。

 それより、津波の被災者の生活再建と、日本経済の立て直しが大事だから、それをしっかりやりましょう!!!

 でも、これは大事なことですが、

 ・そもそも自然エネルギーだけで、今必要な電力はすべてまかなえます。原発も火力もなくして、エネルギー自給100%の国をつくることは、皆が望めばできます。

 ・電気料金維持のために、発電所は作りつづけられているので、原発なくても、停電しません。

・原発の本質は、発電所ではなく、プルトニウム製造工場であり、プルトニウムの用途は基本的には、爆弾しかないのです。プルトニウムによる発電は、カムフラージュ程度のものです。

だから、原発のない国は、目指すべきです。

2011/04/12

今度は我家が・・・

昨日は、妻の実家の当たりに×(震源地マーク)についてて、あぁぁって思いましたが、家のガラスは割れてしまったけど、義父は、平気って感じです。せっかく修理したのに、またやり直しだぁって笑ってるらしい。

今朝、大きな揺れがあったので、いよいよ、いわきは相当ヤバイとおもったら、なんと、×が我家の近所に・・・・

敵もなかなかやるなぁ・・・(笑)

我家は、大して高い家じゃないけど、耐震強度は公庫基準の4倍もあって、うちの元会社がつくったニュータウンの中でも、切土の場所なので、まあ、潰れることはないと思います。いつも、机においてあるパソコンのスピーカーだけおっこっちゃう。
因みに、木造住宅って、倒壊しても、うちどころ悪くない限り、滅多に人死なないんですよね。

2011/04/11

復興スタート

現場というのは、刻一刻と変わります。それぞれが五感をフル稼働させて、自分で考えて動くことが大事です。

日頃、志、志と呪文のように唱えながら、想定外のことがおこったら、ビビって、思考停止になって、身動きとれず、結局、行政の後について行くってのは、ナシですよ。() 

現場で必要なものは、生活物資から、車と家、仕事にシフトしてきています。現場では、中古車が高騰、全国的にも品薄状態で、義援金で購入しようにも、難しい状態です。とりあえず、急遽お世話になっているディーラーに頼んで廃車予定の車を実費で二台まわしてもらうことができましたが、引き続き、要らない車、こっちにまわして頂ければ幸いです。

昨日は、地震から1ヶ月目にして、初めて、いわきの妻の実家に二人で行ってきました。遅きに失して避難所訪れて、有権者に怒鳴られる政治家の覚悟でしたね。

家が壊れて、一時、我家に避難してた義父でしたが、やることないし、テレビ報道が憂鬱、ふりかかった孫の進級問題にストレス貯めまくって、とうとう「父親の教育がなってない」と私に八つ当たりして、我家を飛び出し、壊れた家に戻って、ひとりで修理を始めていました。今日行ったら、土台がボロボロになった車庫の建屋を、ジャッキや、チェーンブロック、鉄パイプを使って、たったひとりで移動させていました。よわい70の一人暮らし、その気力は驚異的です。

先週、大原中学校に行って酒盛りしてたら、渥美政雄さんが言います。

「とにかく港があったら、何だって出来る。行政あてにしてても、いつまで待てばいいか分からないから、自分たちで港つくりたいから協力してくれ。自分たちで港つくれたら、まさに独立国家が出来たようなもんだ。」っていいます。どうやら1-2億あればできそうとのことです。

「俺は、ここしかいる場所はないし、漁師以外やる気もない」とはっきり言います。

こんな酷い目にあっても、故郷を愛し、海を愛する。ゼロで腹くくった人間は、清々しいです。

三陸は、暖流と寒流がちょうど交わり、養殖に適した入江も多いので、まさに世界屈指の漁場です。漁業は農業より古い産業で、どんな経済危機がきたって、人間がいるうちは、なくなりようのない産業です。モノがあっというまに水に流されてゴミになった。これは、資本主義が終わったということの象徴だと思いますが、それをうけて、ここに全員参加で、漁業をベースにしたポスト資本主義の理想社会のモデル、つくりたいと思います。インフラから新しい理想のまち、つくりましょう。

また、漁師は減るでしょうから、海が好きだけどいい仕事がない人達を都会から呼べるようにもしたいと思います。

このプロジェクト、どうやって進めようかと考えていたら、ちょうど、映画監督の白鳥哲さんから電話があって、現場に連れて行って欲しいと言います。「せっかくだから復興のドキュメンタリー映画つくってくれませんか?」と言ったら、即座に快諾、もう今週から撮影開始です。周りの人に声かけても、みな、即座に「やりましょう。」と言います。意思決定に数秒しかからない世界が次の文明のあり方だと思います。そろばんはじいたり、世間の目を気にしたりして、時間ばかりが過ぎていく社会も終わらせましょう。そして、そもそも分離なんて幻想なんだから、完全な自他一如という境地から、本当に社会に必要なことをスピーティにやっていこうと思います。

これまで、クローズドなサムライ・フィールド・ネットワークでしか日記書いてませんでしたが、同報メールも限界があるので、前回の総選挙以来更新していなかったブログを復活させます。

念のためですが、二度と選挙に出ないことは、あらためて宣言しておきます。一切の売名行為はしません。今回の統一地方選、選挙は茶番劇という機能さえ失ったと思います。資本主義と同様に、選挙によるいつわりの民主主義も、終わったと思います。